「医者の言うことは聞いておけ」by Dr.ホッピー


健診でコレステロールが高い? そりゃ、肝臓が元気な証拠でなによりですな。

早いものでもうすぐ3月。健康診断も間も無く旬を迎えますが、皆さんはどのくらい結果の見方を理解していますか?
例えば年齢と共にコレステロール値を指導されるヒトは少なくありません。しかし、この医療ギョーカイはVol.35でも吠えた“変化を好まず"という体質。故に健診結果なんかも鵜呑みにできない事があるのです。てなワケで今回も好き勝手言わせてもらうのだ。


■悪玉コレステロールが高いなら肝臓は元気

まずは厚労省のホームページを見てみよう。『ちょっと意外なことかもしれませんが、体内にあるコレステロールの7割前後は体内で合成されています』とある。
体内で合成ってドコデスカ?
ハイ、それは肝臓です。
付け加えると悪玉コレステロールと言われているLDLコレステロールは100%肝臓合成なのだ。コイツで健診引っかかるヒト多いよね。悪玉コレステロールは肝機能を計る指標。実は、LDLが高いという状態はイコール“肝臓が元気”ということなんです。


Dr.ホッピー


どーゆうこと?と戸惑いのアナタ、もちろん、“高コレステロール血症が将来的に健康を害し、それを改善させておくことで疾病発症を予防できる”という認識はそのままでオッケーです。

では何を持って肝臓が元気なのかというと“肝機能”ってのは肝臓でやっている仕事のコトなわけで“肝機能検査”ってのはそれを数字化したものなのだ。その数値が高いということは肝臓が元気に働いておると言う事になる。ここで肝臓でやっている代表的な仕事を整理しておこう。

(1)アルブミンというタンパク質を合成する。

(2)コリンエステラーゼという酵素を合成する。

(3)血液凝固因子を合成する。

(4)アンモニアなどの有毒物質を解毒する。

(5)コレステロールを合成する。

健診の血液検査の項目を見て欲しい。アルブミン、コリンエステラーゼ、アンモニア…? 血液凝固因子ィ?ない、ないよ〜…orz
あっ、最後にコレステロールがあった。つまり、一般的な健康診断では肝機能障害を示す項目はコレステロール値くらいのケースが少なくない。その場合なら肝機能障害はコレステロール値が低い場合しかない、ということになる。

では、あのASTとかALT、昔でいうGOT、GPTってのは何なの?肝機能じゃないの?え?と、当然不思議に思う人もいるはず。AST、ALTは酵素の名前。この酵素、肝臓においては肝細胞の中に含まれている。それの数値が高い、ってことは肝臓の細胞が壊れているということ。

鋭いあなたなら、肝細胞が壊れれば“肝機能が落ちる”ンじゃねぇのか?となるはず。お答えしましょう。AST、ALTが2桁程度つまり70とか80とかの状況は、アナタ達の日常で表現すると“1000人の会社の中で一人が休んでいる”程度。このくらいで会社の機能や生産性は落ちますか?落ちないよねぇ。

つまりAST•ALTがこの程度なら肝臓の機能が悪い、肝機能障害ありとは言えないっつーことになるのだ。メタボで脂肪肝と指摘された御仁。つまりAST、ALTが少々高い、そして高コレステロールだったとしたら“肝機能障害”とは言えないということなんじゃ。


■卵好きは我慢しなくてもよろしい

さて、このコレステロール、厚生労働省のホームページの話に戻すと、血中コレステロールの体内合成比が8割(オイラの医学書には約8割と書かれているので8割とします)ならば、残り2割は食事からで、これを食事性コレステロールという。そこには『食事からコレステロールをとり過ぎても、健康な人なら一定量以上は吸収されません』とある。しかし、『高コレステロールの人はこのシステムに乱れが生じて、コレステロールを蓄積しやすくなっており、いま体内にある分も減らさなければいけません。食事からとるコレステロール量を減らすことは、とても重要です』とされている。あたかも食事療法を暗に肯定しているようだ。


今夜のお食事


『1日のコレステロール摂取量は300㎎以下にしましょう』この言葉を根拠に世には減コレステロールをうたった食品があふれているンじゃろう。だとしたら中サイズの卵の黄身一個のコレステロールは320mg。卵かけご飯一杯でもうアウト。食後のケーキももちろんNGとなる?
んなこたぁねーよ。オイラは以前から吠えてきた。卵の摂取と高コレステロール血症を研究したほとんどの論文が「関係ありません」と結論しており、実診療でも食事療法の有効性は50人に1人程度。この有効率は多くの同業者も認識している。一方で食事療法で改善、と言っているセンセイ方はこの改善率の低さをどのように認識しているのだろうか?オイラに言わせりゃ卵好きなら我慢しなくてもいーんだよ。

先日発表された米厚生省と農務省が5年ごとに発行している米国人の食生活に関するガイドラインの2015年改訂版では、食事によるコレステロールの摂取と血清(血中)コレステロールの間に特段の因果関係はないことが実証され、「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素とは見なさない」と明記された。

コレステロールが高けりゃ、さっさと薬飲んで改善し、肥満に気を付けながら食べたいもの食べて人生楽しんで下さい。

食事療法に意味はねぇ。
合掌。


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