その中でも、日本のメーカー間では統一の燃費数値を表記するための企画で「10・15モード」という特別な測定方法を掲載していた。
そもそも前述したようにこの「10・15モード」の燃費は実際の燃費と大きく離れた数字になっていることが少なくない(控えめに表現してみた(笑))。
疑問! なんでそんなに実燃費と違うのか?
これはプロのテストドライバーがテストコースやシャシダイなどで測定した数値であって、ぶっちゃけ、すべての条件がそろったうえに腕が必要な最大に燃費の良い走行をした場合の数値なのだ。
メーカーサイドとしても嘘を表記しているわけではないし、消費者は燃費もしっかり気にして車を選ぶわけだから、表記される数字は良い数字であればあるほどイメージは良い!
だから最良の数字を載せてしまう=実燃費とはかけ離れてしまうという構造ができていたわけだ。
そこでこの燃費のかけ離れ減少を緩和すべく、2011年から「JC08モード」なる新しい測定法が生まれた。
2013年3月以降はすべての車にこの基準が適用される。
この「JC08モード」では、「10・15モード」よりももっと実際の走行パターンに近い状態で算出されるようになる。
車種によって変動幅は大きいが、「10・15モード」より5km/リットル 以上もカタログ表記燃費が変わる車もあるということ。
当然、この新たな「JC08モード」の方がより実燃費に近くなっている。
燃費は走行環境とアクセルの踏み方などで大幅に変わる?
いまさら?って感じで思うかもしれないが、この走行環境とアクセルの踏み方は大きな差となって出てくる。
空いてる高速道路走行の後と混んでる街中の走行後では2倍近い燃費の変化がある車も存在するぐらいだ。
特に、急加速、急減速といった余計なエネルギーを多く使うアクセル操作。そして坂道が多いなどの条件は燃費を悪化させてしまう。
アクセルの踏み方を緩やかにする!これだけでもかなりの燃費走行につながるので、心がけてみるのもいいかもしれない。
「JC08モード」も完全に実燃費とはいかない事情は、運転者である個々の技量も関係してくるが、一般的な平均値は意外とネットで検索できる。
「●●(車種名) 燃費」といった検索キーワードで検索すればヒットするサイトが多々アリ、そこから平均値をざっくりとした実燃費の目安にしておくとそれほど大きく外れはしないものだ(^^)
え?新発売でまだだれもデータを書いてない??
そんな場合はあなたが積極的に燃費データを書いてみよう〜。
きっと誰かの役に立つはずだ。
ちなみに私の愛機のひとつ、コルベットC5は、5700ccもあり、アメ車ということもあってとんでもなく燃費の悪い車とイメージされがちだが、実際には高速道路走行時では11km/リットルとなかなか良い燃費を出すこともある。
さらに、普通に町乗りでも8km/リットル前後なので、その話をすると驚く人も多い。
余談でした(笑)
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