疑問! 残価設定ローンって本当にお得なの?
残価設定ローンは、車をローンで買う際に、据え置き価格を設定して、残りを分割して払う仕組みが残価設定。10年以上前からあります。ナカナカ流行らない「個人リース」などもこの類で、名前をイロイロ変えていますが、いわゆる残価設定型のローンは変則的な支払いをするローンの事。
実は私、車業界にクビを突っ込むきっかけになったのが、この残価設定。
※残価設定ローンとは、一定額(例えば車両価格の40%)を据え置いて、残りをローンで払うやり方。でもって、ローン終了時に、
・もう一回ローンを組みなおして乗り続けるか?
・残価分を一括で払って乗り続けるか?
・手放して、下取りと相殺するか?
を選ぶってわけです。
確か、21歳くらいの時に車両販売と在庫管理、ローン価格を含めた見積もりの出力などができるソフトを依頼があって、個人的に開発したんです。個人的に作るのがアホでしょ?(笑)
ローンの計算は、実質年率計算なので、ホイホイできたんだけど、この残価設定ローンの計算がリース会社などの出してくる見積もりと、
合わない…
何回計算しても合わないので、計算式が…不明。
計算式を何十回も作り直し、専門書なんかも買って、数週間かけても誤差がでかい!
いい加減いやになってきて、ふと支払い総額に目をやると 「あっ!!!」
私、残価って、本当にその分は据え置いて、ローン組んでいるんだとすっかり、思い込んでいました。
どういうことかというと、論より証拠ということで計算してみました。コチラはメーカーさんのHPでおこなった残価設定シミュレーション。
↑計算の条件は、金利=3.9% 総額189万円の車を頭金無しで全部ローンです。
このスクリーンショットが示す支払い総額は 2,046,007円
これを同じ金額で通常のローンで、36回均等で支払い計算すると、通常ローンの結果:36回(3年払い)で 支払い総額が2,005,856円
支払い総額の差額は、3年で40,151円 残価の方が高い!
なんで同じ金額を同じ金利で同じ期間で払うのに4万円以上も差が出るのかというと…(次回に続く)
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