疑問! なんで通常ローンより残価設定ローンの方が支払い総額が多いの?
前回の計算で189万円のクルマを36回払い(3年払い)で金利3.9%でローンにした場合、残価設定ローンでは、支払い総額が、3年で40,151円高い!
という計算結果が出ちゃいましたネ。
これは、残価として残してある金額にもかかってくる金利の差なのです。
3年で4万円って大きいよね〜
焼肉に換算すると、何回食べにいけるかな?(笑)
通常、ローンは毎月の支払額の内訳は、元金(借りたお金)の返済と金利分。
月々の支払額=「元金」+「金利」なのです。
例えば、100万円借りて、20回で返すとします。
金利を考えなければ、100万円÷20回=5万円/月々
1ヶ月目は、この5万円+100万円の金利分が支払い額
2ヶ月目は、前回5万円払ってますので、95万円に対する金利と5万円
3ヶ月目は、残金90万円に対する金利と5万円
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これを繰り返して、最後まで行くわけ。
最後、20ヶ月目は、残金5万円に対する金利と5万円。
(実際には、自動車ローンの場合、月々の返済額が均等になるように割り振りますが、基本的な考え方は同じ)
ところが、残価ローンの場合、金利のかかる元金が残価に設定した一定額の分、減らない為、残価に設定した分には最後まで金利がかかっちゃう仕組み。
なので、通常ローンより、支払い総額は増えちゃうのです。
シュミレーションしてみるとすぐ分かるんだけど、なかなかこのあたりは営業マンも詳しくは説明してくれないから見落としがちですね(;^_^A
月々の支払いが安いって所にばかり目が行くと・・・支払い総額は・・・なんてことも
(高い車を買えば買うほど、この差額は広がっていく)
もちろん、残価が悪いというわけではなくて、しっかりと、知識を知ったうえで、自分にあったローンを選んで欲しいと思います^^