はじめまして、不動産投資評論家の不動たたみです。
"不動産投資評論家"という肩書きは、検索すると日本語圏には私以外まだいないようです。それもそのはず、私が勝手につくった肩書きです。
不動産投資家と何が違うの?と聞かれたなら、本物の不動産投資家はひっそりと暮らしていて、メディアなんかに出てきません。さらに、莫大な資産を保有している地主である事も多く、税務署様のお世話になりたくないので、やはりメディアには出てきません。
メディアに出てくる不動産投資家は基本的に小物で庶民に毛が生えた程度、または不動産関係で六本木ヒルズに住んでいそうな怪しい人たちがほとんど(不動たたみの個人的な見解)です。
不動産投資家と不動産投資評論家は何が違うのかといえば、一番の違いは、私は税務署のお世話になるほど資産をもっていません。もう一つの大きな違いは、すべて自己資金で不動産投資をしています。
そして、不動産業界で働いた経験はありませんが、宅建士という国家資格を独学で取得しています。勉強して得られる範囲の知識だけはプロ級を自負しておりますが、実力は読者の皆様と変わらない平凡なアラサー女です。
毒にも薬にもならないよくある提灯記事とは一線を画した、庶民目線での超絶ローリスクな不動産投資だけを厳選して体当たりで実践し、レポートしていくことを生業にしようと決意して、「不動産投資評論家」を名乗り始めました。
そのため、記事の内容ははっきり言って「セコイ」と思われても仕方ないような、みみっちいメソッドが多くなると思います。内容に夢なんかありません。ひたすらローリスクを掲げた不動産関連の投資法を評価分析して、皆様にお届けできればと。
それでは、記念すべき第一回目の不動産投資法をご紹介します。地味です。
不動産投資の基本は、なにも購入したマンションや一戸建てに、借りてもらう人を入れることだけ…ではありません!
駐車場を貸して賃料を得ることが立派な不動産投資であるように、保有している土地or借りている土地に関わらず、その不動産からたとえ1円でも働かずしてお金を生めば不動産投資です。その中で一番初心者向きの不動産投資法が「自販機」なのです。
前提として、土地付きの建物を保有している方限定にはなりますが、code-Gの読者の方で、まだ不動産投資用の物件は持っていなくとも、ご自身が住むための一戸建て住宅だったり、親兄弟および親戚が一戸建てやアパート等を持っていたりしませんか?
要は、土地付きの建物であれば用途は問いません。これなら、すでに条件を満たしている方も多いのではないでしょうか。
そして、「その一戸建て等には、自動販売機は設置されていますか?」と聞かれたなら、おそらく95%以上の方が「NO」と言うはずです。都心部に立派なビルをお持ちの方だと、かなりの割合で自販機を設置しているかも知れません。
が、地方や郊外、都心だったとしても一戸建てになると、その割合は5%に満たないと思います。
自動販売機の中でも、一番手軽に始められるのが「飲料の自販機」です。コカコーラ、ダイドードリンコ、ポッカサッポロ、アサヒ飲料など、各種いろんなメーカーの自販機があります。
これらの自販機は設置すると、だいたい15~25%くらいの売り上げ手数料がもらえます(地域や場所、価格設定によって変動)。気をつけるべきは、自販機にかかる電気代は自己負担であるという点です。
最近の機種ですと、この電気代は厳しめに見積もっても月に2500円程度。ですので、1ヶ月100本程度売れれば回収でき、利益が出る計算になります。1日3本。8時間に1本売れれば、電気代は回収可能です。
以前は自販機の電気代はわりと嵩んだので、収益を生むためのハードルが高かったのですが、最近は省エネ化が進み、小型の機種だと電気代は月1000円程度の場合もあります。
季節や設置場所、販売数量などの諸条件に影響され、電気代については一概には言えないのですが、10年前に比べて劇的に飲料自販機の採算分岐点は下がっています。
これは私が試した中で、リスクは限りなくゼロに近く、リターンが得られる可能性の高い不動産投資法の一つです。
基本的に、飲料の自動販売機は設置料、メンテナンス費などがすべて無料です。撤去も無料。そのため、リスクといえば月1000~2500円の電気代のマイナスのみ。
極端なことを言えば、あなたが土地付きの建物に暮らしていて、ジュース類を近所のコンビニに毎回買いに行くような環境なら、自販機を設置することによって、その売上金が自分で飲む分だけだったとしても、かなり得することになります。
加えて、ご近所さんや通勤途中の方にも多少購入の見込みがあると考られるので、損益分岐点の不安の大部分は解消されます。次回はこの自販機投資法で、もっと高いリターンの得られる方法についてお話していきたいと思います。