不動産投資評論家の不動たたみです。第1回、2回で地味だけど確実な不動産投資方法として「自販機」を紹介させていただきました。今回は不動産投資にも負けない高いリターンを「自販機」で得られる究極の方法についてお話していきたいと思います。
ある程度人口が密集している条件の地域には、必ず「100円均一」の激安自販機を展開している会社があります。そういう自販機を見かけたら、その自販機に貼ってある<お客様問い合わせ先>に電話します。近所にある激安100円自販機なら、補充トラックが定期的に巡回するルートに入っているので、希望すれば設置してくれる可能性が高いです。もしダメでも、駅前やほかの駅で見つけたそういった激安自販機に片っ端から電話を掛けてみてください。どこかは設置してくれると思います。
設置してもらえれば、勝ったも同然。
この場合でも、10~20%の手数料がもらえるため、150本も売れれば、まあ回収可能。けれど、激安100円自販機のメリットはこれだけに留まりません。よくよく考えてみてください。あなたの家の敷地に、1本100円(手数料が入るので実質90~80円)のジュース類が、いつでも各種大量に冷やしたり暖められたりしたベストな状態で置いてあるのです。
そう考えれば、わざわざスーパーに買い出しに行く時間の短縮、コンビニで買っていた場合はその差額…と、万一自分以外に全く売れなかったとしても、あるだけでありがたい存在になります。それに実際には近隣の方々も、コンビニで買うより圧倒的に安いため、高確率でその自販機で買ってくれるようになります。ということで、必然的に損益分岐点以上に収益が上がる可能性が高く、設置してもらえる業者さえ見つけられれば、99%以上の確率で利益が出る投資法なのです。
さらには、もっと極端な不動産投資法もあります。それが自分で中古の自販機を買ってきて、自分の敷地に設置するという方法です。自分で自販機を管理するという手間は増えますが、間違いなく大量に売れます。しかも業者を通さないため、利益率も30~40%確保でき、電気代も即回収可能。飲料のラインナップは自由に選べるので、自分好みに種類を揃えることで、賞味期限が近づいた売れ残りも美味しくいただけ、確実に毎月の利益が見込めます。
ネット通販、ディスカウントショップ、大型スーパーの特売で、飲料ドリンクが39円、50円と激安で売っているドリンク類を仕入れて、100円で売る。ライバルを出し抜き、より大胆に目立とうとするなら、仕入れを60円以下に統一すれば、80円均一で売っても利益が出ます。
問題は、中古の自販機の本体価格(だいたい20~40万ぐらい)と中古の自販機の電気代(これが機種を間違えると電気代が結構高い)です。この辺は、ネットにある中古自販機専門店などによくご相談の上、採算分岐点を検証して業者から購入し、設置してもらいましょう。撤去時有料。故障も有料修理。自販機がバール等でこじ開けられて盗難にあうリスク等もあり…それなりにリスクはあるのですが、手間暇を惜しまない方にはうってつけの効率土地活用です。
個人的には、まず一度有名メーカーの自販機を設置してみて、売り上げがある程度実証されたのち、そのすぐ横に自主管理の自販機を追加設置するという流れが、最もリスクが低く確実な方法と言えます。非常に「セコイ」方法ですが、これも立派な不動産投資なのです。
あなたも、明日からご自身や親兄弟が所有している物件があれば自販機を設置してみませんか?近年、大都市圏はカーシェアの普及で一戸建てでも車を置かないご家庭が増えましたが、そのスペースを有効活用するなどいかがでしょう。
以上を、不動産投資評論家として判定いたします。
自動販売機設置は、不動産投資法として ○ or × か?
とさせていただきます!