さて、離婚を考える際に障害になっているのは何だろうかと考えた場合、やはり「離婚後の生活費の確保」であるという結果が出た。続いて多かったのが「子供の情緒的問題」だ。
特に専業主婦になってしまってからの離婚は、非常に躊躇せざるを得ないだろう。正社員として再就職は極めて難しいだろうし、パートだけで生活費を稼ぐのも難しい。かと言って、親から仕送りをしてもらうわけにもいかないし、そもそも、再び、出会いがあるだろうか・・・などと専業主婦の離婚には幾多にもハードルが立ちはだかるのである。
それでもやはり離婚せざるを得ない選択というのもあって、これは前回もふれたDVのケースである。2つの目の調査結果として「離婚を決意する際に、誰かのアドバイスはありましたか?」というのをあげたが、この中の「その他」に、DV対策室、警察などがあげられている。
いずれにしろ、離婚したくても離婚できない人たちは相当いるのだろうと想像できる。もし、自分の夫婦生活が幸せと感じるならば、その奇跡に近い確率に感謝せねばならない。
●離婚の際に、一番不安だったことは?
離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名に聞きました。
・不安はなかった・・・19人
・不安はあった・・・81人
┣生活資金・就職できるかどうか・・・42人
┗子供にのこと・・・14人
●離婚を決意する際に、誰かのアドバイスはありましたか?
離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名に聞きました。
・自分一人で決めた・・・77人
・友人のススメ・・・14人
・両親のススメ・・・20人
・その他・・・7人
┣DVに関しての機関に相談した。
┣親戚にストーカーDV対策室の人がいて、分かれないと殺されると言われた。
┣弁護士
┣カウンセラー
┣師匠のすすめ
┣女性センターと警察のすすめ
┗相談した弁護士
※アイオイクス調べ(離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名にアンケート)
※2013年4月実施