訴訟、特に慰謝料などと言うと、有名人・お金持ちのことのように感じるが、一般庶民においても、それほど希有なことではないのかもしれない。この調査では離婚の際に訴訟まで行ったケースは約10人に1人となった。もちろんこの数字は調査対象100名の結果であって、日本全体の数字ではないのだが、たまたま無作為に抽出された100名だけの結果とは言え、訴訟に至るケースが増えてきているとういうことかもしれない。
ちなみに、離婚には種類があって、多くのケースは夫婦間の話し合いで合意する「協議離婚」。これで合意できない場合は「家庭裁判所への調停申し立て(調停離婚)」。それでもうまく行かない場合は「裁判をおこす(判決離婚)」となるわけだ。しかるに、話し合いの文化を基本とする日本において、訴訟まで行ってしまうケースはよほどこじれていると考えていいだろう。あるいは、そもそも相手(夫)が話し合いに応じず、やむなく法的解決を図るというケースも多いだろう。昼間っから酔っ払って、パチンコ屋にでも行くような夫には、裁判でびしっと解決するしかないということだ。
とは言え、話し合いで合意するがゆえに、その後の慰謝料の支払いなどが、なぁなぁにならないのか心配である。
●離婚に際し、調停・裁判はありましたか?
離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名に聞きました。
・訴訟なし(協議離婚、調停離婚)・・・91人
・訴訟あり(判決離婚)・・・9人
┣慰謝料・・・3人
┣財産分与・・・4人
┗親権・・・5人
●離婚する・しないで、旦那さんと話し合った期間の長さは?
離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名に聞きました。
・離婚を切り出して即決・・・18%
・離婚を切り出して3ヶ月以内に合意・・・53%
※アイオイクス調べ(離婚歴あり既婚者[再婚者] 30代・40代 女性100名にアンケート)
※2013年4月実施