どうやら離婚件数は平成14年をピークに減少傾向にあるらしい(参考/厚生労働省:平成21年度「離婚に関する統計」の概況 )。しかしながら、離婚のなかで『調停離婚』の件数は年々増加。つまり、夫婦間の話し合いでは離婚が合意に至らないケースが増えているということになる。そこで『調停離婚』の経験者にアンケートを実施したので、その結果をご報告したい。
ちなみに『調停離婚』とは夫婦の話し合いでは離婚の合意に至らない場合、家庭裁判所にその調停(夫婦関係調整調停)をしてもらうもので、ここで話し合いがまとまれば『調停離婚』となる。まとまらなければ、『審判離婚(調停不成立で家庭裁判所が必要であれば審判を下す)』や『判決または和解・認諾による離婚(家庭裁判所に提訴し裁判)』へと進む。
では、第1回のご報告は「離婚調停に踏み切ったのは、誰かのアドバイスによるものですか?」というものだが、結果は以下の通り。
【調停離婚をした女性100名のプロフィール】
※調停を経て、審判、判決または和解・認諾などの離婚に至った場合も含む
●離婚時年齢:平均38歳
●結婚期間:平均9.8年
●離婚時お子さん:いた83%、いなかった17%
●調停を決めた(言い出した)のは:自分83%、夫17%
●離婚調停で合意:85%
●離婚調停で合意できず審判、判決などへ:15%