ハリスです。
飲み仲間の先輩につい先日めでたく孫が出来たとの知らせ。横須賀の自衛隊や格闘家の猛者と筋トレし、140キロのベンチプレスをひょいと上げるマッチョ野郎がとうとう爺いに。誰しも等しく歳を重ねて行く中、人は「老いる」という現実を身につまされて考えてしまう今日この頃。
でもね、オヤジの年相応なんて言葉を考えると、加齢臭だの太鼓っ腹だのと後ろ指刺され、それでもせっせと住宅ローン返済と子の学費に奔走する。たまのストレス発散は安居酒屋で仕事と嫁の愚痴に明け暮れるとかさ。ああ、そんなペラッペラで寂しいアラフィフにはなりたくねぇよなぁ。
いい大人だからこそ、これまで以上にエモーショナルに楽しく生きて行くべき。経験豊富なオトナだからこそ、リア充を謳うパリピなんかよりも奥ゆかしく情熱的に楽しく過ごすのが当たり前、充実したニンゲン歴があればなんだって挑戦出来るのだ!そんな想いもあって、新たな企画挑戦を決心。
クルマや通勤電車ならAmazonPrimeが最高。いつだっておいらのBGMはヘヴィメタル。特にNWOBHM(New Wave Of BritishHeavy Metal)から連なる80-90年代のサウンドは飽きることなく今以て輝きを増している。そこで、80'sメタルをかっこよく弾きたい!すっかり忘れていたあの頃の情熱、ガキの頃断念したギターにもう一回チャレンジすることを決心。アラフィフメタリアンとして往年の名曲(ハリス的にできる範囲の楽曲ね)に挑戦し続けることをここに誓うのである。
まずはかつてのお宝だったギターを引っ張りだして状態確認。
・グレコのレスポールカスタム
くびれたウエスト、ふくよかなヒップラインを丁寧にクロスで磨きあげる。うむ、なかなかなものである。
こいつは中学のころ友達のアニキから中古で譲ってもらったギターで、1981年製造モデル。ギブソンと同じ稀少なダイヤモンドインレイがすこぶるかっこ良い。中学生当時に心酔してしまったアイアンメイデンを引く為にマウントした、F:ディマジオスーパーPAF、R:ディマジオスーパーディストーションのルックスも申し分ない。
しかし、フレットの偏摩耗がありハイポジションでビビりが発生。折れたセレクタートグルスイッチやシールドジャックのガタつきなど、年季ものの課題は一通り以上に抱えている。ネックに反りがなかったのはラッキーだったが、何れにせよ修理しないと始まらないし、何よりギターアンプがない。
ということで、いざ楽器屋さんへ。
不具合っぽいところの写真をしっかり撮って、2つほど楽器屋を回ったのだが、なんせ古いギター。フレットも擦り合わせだけでなく、打ち直しのレベルとのこと。それに配線周りも…となると、それなりに費用がかかるよう。できることは自分でと思い、交換用のトグルスイッチを買って行ったらサイズが全く違ってマウントできない…。仕方ねぇ、勢いつけるためにもこの際一本買っちゃおう、ということで、実はここから悩むこと半年の時間を経て、2017年3月にギターを発注、ワシントン条約で取引制限となってしまったローズウッド問題などで時間がかかりつい先日、やっとの事で納品されたのがこちら。
・フェンダーストラトキャスター アメリカンプロフェッショナル
なんということでしょう、美しくセクシーだ。巷の人気はローズウッド仕様だから云々などいろいろアドバイス頂きましたが、ここはこだわりのメイプルネック(そう、同梱のローズウッド指板のとばっちりで国内入荷に時間がかかりました)、そしてHSSというメタリアン必須のピックアップ配置と比較的フラットな9.5インチラディアスがグッド。ホワイトに塗装されたアルダーボディの艶かしい肌触り。ストラトキャスターってこうあるべき!好きな方は想いが強いギターだと思うけれど、今のおいらはこいつのルックスに惚れまくり。大切に愛してゆこう。
アンプは、予算の関係上安く譲っていただいた展示品のBlackstar ID:15。
最近のアンプって凄いことになっているのね。モデリングアンプっていうの?真空管アンプに搭載されている代表的なパワー管(EL84、6V6、EL34、KT66、6L6、 KT88)をモデリングしていて、それぞれの真空管の味を見事再現しているとのこと。Blackstarってブランドは初耳だったけど、Marshallを辞めた人が独立して作ったブランドなんだよと教えていただき即決。購入価格(秘密)も相まって納得の買い物に。
今後、ギターリペアやエフェクターなどいろいろ考えて行くつもりだけれど、取り敢えず準備は整った。こいつらを使っておいらのペンネームのパクリ元でもあるスティーブ・ハリス大先生のAcesHighから練習開始。夢はイングヴェイだけどさ、まぁどこまでいけるか乞うご期待。