前号からの続きになるが、肝臓水解物を勧めたのは薬剤師ということじゃったが、今回はその“薬剤師ってなんだ?”から行くぞい。さて皆さん、薬剤師って何でしょう。ヤクザ医師?うまいねぇ…それはオイラっていうコトで。
こっから本題なのじゃがオイラの外来でも「薬局の薬剤師さんから○×錠が体に良い、って勧められたんですが、先生に処方いただいた薬との飲み合わせは問題ないんですか」なんてな会話は日常チャメシ、よくあるめんどくせー話なのだ。よいですか、ドラッグストアで白衣着ている薬剤師には医学的知識はほとんどありません。そこんとこヨロシク。
まずな、以前も言っているように「体に良い」ってのはどこに、どのように良いのだ?彼らのいうそれは根本的に説明不足。『二日酔いでヘロヘロになった肝臓には○○○が良いですよ(お勧めです)』もし、薬剤師にそう言われたら「肝臓のどこにどの様に良いの?」と問うべし。さらに「そもそも肝機能ってなんだ」とも聞いておく。答えられたら買ってやれ。答えられずんば「知らないのになぜ体に良いと勧めるのだ。詐欺なのですか?」と目を直視して言うべし。
“白衣”を着た薬剤師は「医学もかじっている」と誤解されやすい。それを利用しての薬剤師の健康指南。許しがたい。誤解を招くCM、知ったかぶりで販売する薬剤師、メーカー×メディアと広告会社×薬局の三竦みで国民を食い物に!おいおいおまえらたいがいにせ〜よ。消費者庁と厚労省は、このような詐欺まがいの商売構造をほったらかしにしているのは何故ですか?
さて本題。そもそも厚生労働省がいかがわしすぎるわな。たとえば、将来病気になりやすくなるってことが判明した為、にわかに騒ぎ出したメタボがよい例じゃ。メタボの輩は節制した生活を送っている一般の方々よりもはるかに健康へのリスクが大きい。率直に言うと病気にかかりやすく医療費も多くかかるのだ。自堕落に食いまくっている輩に我々国民の血税を無駄に浪費されてもよいのかだろうか?最低限の摂生、いや常識的な生活をしておればメタボにはならん。その程度の摂生もできん怠け者からは自業自得な責任税を搾り取ってしかりと思わんか?
日本では“メタボ罰金”としていずれ導入されるらしいのじゃが、支払うのはメタボ本人が所属する団体らしい。御仁本人ではない。愛社精神があれば痩せなさいってことでしょうか。甘い!
肥満が国益を害するってお国が言っているのにこの程度ですか? BMI(Body Mass Index)と体脂肪率などからインデックスを作成して成人以上は国民全員身体測定。基準越えはタァークス!2年連続タァークス!!の方は、肥満となる病気を否定するための検査を含めて徹底的な栄養指導のための教育入院。成人以下の肥満者も同様。そこで未成年者が2年連続で改善されない場合は保護者にタァークス!これも医療費削減のためじゃい。
やい!民主党のみなさんよ、そうだったろ?徹底的に「無駄を排除する」のではなかったのか? 国民もそれに「イエス」と感じて彼らを選んだはず。今更文句は言えまい。
しかーし、それをやらないのは何故だろう?あのソーリ、身長173cm、体重79kgでBMIは26.4なり。…肥満である。ソーリがあれだけ自分に優しけりゃソーリゃ無理ってもんだわな。自己管理ができませんノダ、いや、できませんので他人へTAXをかけられません。よってメタボ税はソーリー、なんて言ってんじゃねーぞ。