新聞、TV、ネットでお目にかからない日がないくらいの勢いで宣伝をしておる“コ〇ジュン”。コ〇ジュンと言えばヒアルロン酸じゃの。ヒアルロン酸が入ったコ〇ジュンを飲んでいるとあ〜ら不思議! 嘘のように膝の痛みはなくなり、お肌もツヤツヤ若返る・・・ってな具合。でもサ、広告料ってどのくらい? ボチボチでんな、なんていうモンではありませんな、売上は。地方の市町村の年間予算位買われているンじゃねーの? 月いちくらいで三大新聞の一面をぶち抜いているンじゃからの。
年とって痛くなった関節の中では、軟骨や潤滑成分(ヒアルロン酸やらコンドロイチンとやら)が減っているらしい。年を取るとそこに留めておく能力が落ちて、そして新たに作り出す能力も落ちるからじゃ。それは科学(医学)的に証明された真実である。
その事実をもとにソレ等を飲むという治療をしたとしよう。その治療法の有効性を確認するには、痛みが軽快したら関節に針を刺して関節液を調べなければならない。関節液内のソレ等が増えていて初めて「内服療法は有効性があります」と言える。
にもかかわらずヒアルロン酸。実際に医療の現場で使われておる医薬品ではある。ただし、主に関節内への注射など体内患部へ直接注入する使い方で、膝が痛い患者さんにソレを内服させる治療法は存在しない。・・・ナゼ?? それはな、NHKの“名医Q”で経口摂取で効果はないと名医が断言しているように、内服しても関節内のヒアルロン酸量が増加しないと確認されているからじゃ。さすが健康食品のスポンサー料とは無縁のNHK。バッサリ切ってくれたけど、そりゃそうじゃろ。先に言ったように「年取るとなぜ減るか」を考えれば当たり前だわな。
ついでに“ヒアルロン酸vsお肌”についても言っておく。やはりNHKだけがヒアルロン酸健康食品は意味がないと取り上げてくれている。“ためしてガッテン”では「肌のハリ・ツヤにヒアルロン酸が良く、それを活性化させるためにビタミンCが必要」との世のオナゴの常識?に対し、実際に実験をして「ンなこたぁねぇ、効いた気がするのプラシーボだぜい!」と証明している。
コ〇ジュン・・・、いやすべての関節技サプリに申す。「効く」というならば内服治療後に関節に針を刺して関節液を調べたデータを示せ。示さねば「効きます」と言うな。「ひょっとしたら」と思わせる表現ですらするな。
しかし実際は、(医者として申し訳ないのだが)正しい医学でもコントロールできない患者さんの痛みに付け込んで商売してサ、弊社への感謝の手紙ですって、飲んだら膝グルグルグルって「効きました、歩けます、生活が楽しくぅ」って個人の感想ばっか出してサ、そんなモンなんぼでも捏造できる。CG使えばこの世に存在しないバッさまジッさまも写真にできる。しかも一般ピーポを騙しても、「効き方に個人差があります」って言っておきゃ「ぜんぜん効かなかったぞ! 金返せっ」っと怒鳴り込まれても法的に逃げられる。
ホントはアナタ方、人差し指を頭の横で回して、「グルグルするのは購入者」なんてやってンじゃねーの?
さらに言おう。このコ〇ジュン、HPや商品には成分表が全く書かれていない。あり得るか?コレって。口に入れるものなのに、何が何グラム入っているのかも分からないってナニ? フツーはアブねー健康食品っていうんじゃね〜の?これ。
もし、みなさんの身近な方々が、コ〇ジュンなどのヒアルロン酸、他にコンドロイチン、グルコサミン、コラーゲン、サメ軟骨etcなどの経口健康食品の過度な効能流布を信じた購入をしていたら、目を覚まさせてあげてくだされ。
ウコンにせよヘパリーゼにせよ医学的には「無効」で、効いたと感じるのはプラシーボじゃい、と以前から指南しているがNHKさんよ、 “ためしてガッテン”して無効流布させちくれ。 でないと一般ピーポが “だましてガッポリン” の餌食になっちまうぞ。