ヤッホー、みなさんお久ィ〜〜。
この夏、オイラは近くのスーパー銭湯通いで真っ黒に日焼けしたで〜〜。
ということで、今回は編集部のハリスとUDOからの質問にお答えした。
■ハリスからの質問。
ガチムチダイエットを始めておるのですが、炭水化物って摂取しなくても大丈夫なのでしょうか。それからプロテインって有効なんですか?
◎ホッピーの回答
おやおやこれは偶然。実はオイラも最近体を鍛えているだ〜に。どこのジムに行っているのかって? いやいやジムではござらん、場所は日曜朝イチのスーパー銭湯なのだ。日焼けついでの筋トレじゃい。温泉にちょいちょい置いてある1人用の瓶風呂って知ってっか?アレで鍛えておるのだ。こうして内側からグググっと瓶を割開かんばかりに押したり、外側から瓶の縁を持って“ふんぬっ!”と挟み込んだりして2時間以上。目指すはブルース・リー。ドラゴンへの道なのじゃ。アチョ〜〜Don`t think…feel…!
しかしthinkしましょう。栄養学にはエネルギー源の黄金バランスというものがあるのを読者はご存じないだろう。
『炭水化物5:脂肪3:タンパク質2』
筋肉(筋線維)が増強していくトレーニング中の運動選手などはタンパク質を増やした4:3:3が良いとも言われているが、通常の生活では摂取カロリーの半分を炭水化物として摂取すべきとされている。なぜなら消化吸収された炭水化物(ごはんなど)はブドウ糖という形で脳や筋肉を動かす…なんていう程度のものでなくって、それこそ“生命維持”にとって最も効率の良いエネルギー源なのだからじゃ。
では炭水化物の摂取量が足りなかったらどうなるか…。
不足したエネルギーを何かで補うしかないわな。人体、いや動物の反応は、最初は脂肪を燃焼させてエネルギーを補い、それも枯渇してくると筋線維を分解してエネルギー源としていく。クマさんの冬眠ビフォアアフターを考えてくれたまえ。
つまりダイエット(減量行為)は摂取カロリーを減らすだけで成功するということ。すなわち全体的に喰う量を減らせば良いだけで、なにも特種な“物体”を高い金出して摂る必要などないのだ。
ン? ちょっと待てよ。まさか、“プロテイン”ってモノ、読書らはどう理解している? プロテインをタンパク質を主成分とするサプリメントのことと思われている読者は少なくないンじゃねーの? お伝えしよう。これ、誤りである。タンパク質ってえ日本語のイングリッシュがプロテイン! さらにアミノ酸ってのはタンパク質の構成物質の総称。つまりタンパク質と同義語。
おわかりかな? 上手に商売されてンだよ。アンタ達。ダイエットってコトバにプロテインだのアミノ酸だのをくっつけときゃ、1億総英語コンプレックスの日本人の心理はクスグラれるからのう。
つまりな、炭水化物や脂質の摂取を減らしたから体重が落ちただけで、プロテインっていう特種な“物体”を摂っていたからっていうワケではないンだよ。もう一回言うゾ。上手に商売されてンだよ。アンタ達。
Dr.ホッピー的にダイエットと脂肪燃焼にカランで居酒屋ネタを一つ。生けすから出した魚の刺身…。生けすの中に生かされていた時、生けすが汚れるからって理由でエサは与えてもらっていない。エサがないんだから腹ペコっていうか飢餓状態だわな。糖質は枯渇され体内の脂肪ばかりか筋肉のアミノ酸までを燃焼させて生存しているんだよな、お魚さんは。そんな奴らって美味いはずがねーだろ? 「今まで生きていましたから生きが良くって美味いですね」、なんてアンタ、100%味覚なし…だぞ。
■UDOからの質問。
UDO〜っす。ワタクシおもいっきり炭水化物&朝食抜きダイエットしておりました。誤りをよく理解できました。考え方を改めマス。しかし、このダイエットを始めてからなぜか体臭が気になんですがドーシテでしょう? ダイエットと関係あるんでしょうか?
◎ホッピーの回答
朝飯を抜く、昼飯夕飯は通常量なら1日の総摂取カロリーは減っている。ならば先に言ったように、脂肪を燃焼してエネルギー源にするしかない。人体、いや動物とはそういうもの。
さて、脂肪を燃焼させてエネルギーを得る時の最終産物がケトン体。アセトンなる物質が代表。一度でもダイエットした御仁はひょっとして気づいているかもしれない。あのションベンの臭い。あれがアセトン(ケトン)臭。汗にも含まれてしまうので、二日目のアンダーシャツの脇の臭いの如くのツーンたる芳香が漂うわけだ。それがUDO君の体臭だったわけ。
あれ? 今日は臭わないね、っていうかそこはかとなく乙女の匂いがするんだけど、ひょっとしてアンタ、今日の取材前に濃厚接触してンじゃね〜だろな。