あのサ、ちょっとおかしいぞ! 麻疹の患者さんがでました~みたいにインフルエンザが流行りだしたゾ~程度の感覚で報道しているけど、麻疹とインフルエンザを同格に考えているのでせふか? そんな感覚を国とメディアが持っているようでは感染拡大やむなしじゃい!
あのな、ヤレ公費で抗体検査だの予防接種だのと風疹ばかりがアブナイ感染症みたいな風潮なんじゃが、確かにおなかの赤ちゃんには風疹感染はアブナイのだが、生まれてきた赤ちゃんにとって麻疹は「命定めの病」と言われるほど死亡率が高い感染症なのだから、もっと麻疹の感染拡大を防ぐための啓蒙をどうしてできないのかね!
発疹がでたら医療機関の受診を・・・だと!? 遅いんだよ! ってなことで緊急指南!
読んだ読者はこの記事を拡散させてくだされ。忙しいンでメモ調で書きます。
そして発症2日前からウイルスの排出があるらしい。まったくの無症状なのに感染性がある、ということ!!
発疹は初期症状ではない!!
麻疹を発症した場合、その症状は発熱、咳、鼻水、目やにである。
発症時には発疹は出ない!!この初期症状が出ている時期を「カタル期」という。カタル期の感染力はすさまじく、すれ違っただけでも感染する、などと言われている。しかるに屋内や新幹線内などの密閉性の高い空間内では容易に感染する。よって、カタル期をいかに判断するかが不幸な結果を防ぐ唯一の手段なのである。
一方、TVで言っている「発疹がでたら…」の時期はまさしく「発疹期」といわれ、発疹出現後は急速に感染性が落ちていく時期なのである。つまり、TVの情報を鵜呑みにしていると、感染拡大やむなしなのである!!
FBで強調したが、熱が出て咳が出て鼻水がぁ~って症状は「風邪ひいた」である。カタル期のそんな症状の時の感染性は極めて強いと先に言ったが、風邪ひいたで出歩いているワケで、それがどういう結果を生むかはもうお判りでしょう。そこでキーワード。
麻疹は結膜炎を合併する。つまり…“目やに“である。風邪で“目やに”はめったにお目にかからないわな。感染性バリバリであるにもかかわらず、風邪ひいたと言わせてしまう麻疹の初期症状で「まさか?」と判断すべき、かつ注意すべきもう一つの極めて重要な症状が“目やに“があるかないか、なのだ!
目やに確認!の御仁はノコノコ待合室にいないでください。電話してください。そして指示に従ってください。
以上! 最前線の医者からの健康指南でした。