残念ながらせっかく税金が返ってくる条件を満たしていても、 会社も税務署も「確定申告をしたら税金が返ってきますよ」と、あなたに教えてはくれません。 自分から気付いて、「申告します」と声をあげなければ税金が返ってくることはありません。
サラリーマンの節税とは、そもそも、本来なら受けられる恩恵を定められたとおりに受けることです。 正しい税金の知識があれば、無駄に多くの税金を払うこともありません。 知っている人だけが得をするというのが現実ですので、税金について正しい知識を身につけましょう。
今回は『寄付をした人は要チェック』です。
例年と比べて該当する人が多いのは、『寄付金控除』ではないでしょうか。 去年3月の震災後、日本全国から被災地に向けて暖かい寄付はかなりの金額にのぼりました。 普段は寄付という習慣がない人も、もしかしたら去年は寄付をされたかもしれませんね。
この寄付をしたことで、税金が戻ってくることがあります。 寄付という習慣がなかった人や初めて寄付をされた人は、見落としている事も多いでしょうから気をつけて下さい。
震災で辛い思いをしている誰かのためにした寄付ですが、寄付金控除という形で自分に返ってきます。 情けは人のためならずといったところでしょうか。 寄付金控除で税金が返ってくることに罪悪感を持つ人もいらっしゃるようですが、 そういう人は、戻ってきたそのお金をまた寄付すれば、善意の循環がずっと続く事になりますね。
去年送った寄付金も、今から手続きすれば税金が返ってきます。 忘れないうちに早めにやっておきましょう! また今年も継続して寄付をする場合は、来年の確定申告のために準備しておきましょう。
この他にもサラリーマンのための節税はかなり多くの方法があります。
私がサラリーマンに向けに111個の節税方法をまとめたマニュアルをつくりました。
興味がある人はこちら 「サラリーマン限定 ハイパー節税マニュアル111」
次回は、4/20に「第三回:病院代がかさむと税金が返ってくる!」をお送りします。
■コンテンツ協力
講師:税理士 小林 大(こばやしひろし)
広島大学経済学部卒。香川県仲多度郡多度津町出身。大阪の会計事務所在職中に税理士試験に合格し、税理士登録。その後、香川県 高松市にて独立開業。四国 税理士 会 高松 支部所属 登録番号109765
■小林大公式サイト サラリーマンの節税ノウハウを公開中(外部リンク)
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