会社は教えてくれないサラリーマンの節税
第七回:副業初心者のための節税対策

サラリーマンとしての給料が少ない、または今後上がる見込みがない。
こういったご時世ですから、そんな方も多いことでしょう。そんななか、一念発起で始めた副業を始めた方たちにとって、税金は最も気になる事の1つではないでしょうか。


ビジネスマン

税金のことはよくわからないとしても、無理はありません。サラリーマンのような給与だけの収入の場合は、会社が代わりにやってくれているため、税金のことはよくわからない人も多いでしょう。つまり、確定申告しなくてもよい場合がほとんどなので、経験が無い方も多いのではないでしょうか?

特に今年から副業を始めたという方は要注意です。そういう方は、来年の3月に確定申告をする必要があります。また、来年のことなので、まだ何にも考えてないという方も多いと思います。

おどかす訳ではありませんが、このままだと、そういう方は来年の3月に相当苦しむことになるでしょう!!


毎年2月16日から3月16日が確定申告の提出期間ですが、





1月   :年明けたけど、1月だからまだ大丈夫。
2月   :そろそろ確定申告の時期だなあ、でも忙しいし・・・。
3月初旬 :もうやらないとまずい、でも何から初めていいのか分からない・・・。
期限の前日:ヤバイ、とりあえず売上と経費を集計しないと(結局徹夜)

なんてことになりかねません。


このように十分な準備をせずバタバタで申告してしまうと、節税策を何も打てません。そして後日、思わぬ税金の請求が来ることになってしまいます。

そうなりたくなければ、今から準備しておく必要があります。
といっても、そんな難しいことを毎日しなければならないというわけではありません。

やることは、下記のことだけです。

① 領収書・請求書を保管しておく。
② クレジットカード明細を保管しておく。
③ 仕事用の通帳と、プライベート通帳を分ける。
④ できれば会計ソフトでデータ集計していく。


せめてこのようにキチンと資料整理だけでもしておけば、まとめた資料を税務署にもって行くだけで何とかなりますので、これだけはやっておきましょう。

もちろん理想は、まとめたデータから有効な節税対策をおこなうことです。まずはこのデータが基本となりますので、まだ手をつけてない人はできるだけ早く始めてくださいね。

次回はもう少し具体的に説明したいと思います。

副業を始めるにはちょっとという方や、サラリーマンでもできる節税対策を知りたい!という方には、こちら
サラリーマン限定 ハイパー節税マニュアル111


小林大
■コンテンツ協力 講師:税理士 小林 大(こばやしひろし) 広島大学経済学部卒。香川県仲多度郡多度津町出身。大阪の会計事務所在職中に税理士試験に合格し、税理士登録。その後、香川県 高松市にて独立開業。四国 税理士 会 高松 支部所属 登録番号109765

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