今の会社は待遇もよく、仕事も自分に合っていると思っています。唯一の悩みが、上司から飲みに連れて行かれることです。彼は、酒の席でこそ本音で話せると思っているタイプですが、私は飲むのが好きではありません。同じ部署の部下を相手に、会社はこうあるべきだと持論を展開したり、新プロジェクトの話をしたりします。初めのころこそ興味深く聞いていましたが、最近はさすがに迷惑に感じています。家でDVDを見たり、自分の時間を過ごすこともできません。
仕事はあくまで業務時間内のこと。自分の時間を犠牲にする必要があるのでしょうか?飲みに行くのも仕事だというなら、残業代を出すべきではないでしょうか。
ほう、それはネジや歯車のような部品の立場になりたいっちゅうことか。おまえ自身を部品としてリースした時間以外は会社と絡みたくないんじゃな。それならそうすればいい。とっとと家に帰って、アダルトDVDでもゲームでも好きなようにできる時給職場はいくらでもあるわ。とはいえこんなご時世じゃ、おまえの代わりは掃いて捨てるほどいるから、仕事がいつなくなるか油断は禁物じゃがの。
違うのか?ならだまって飲んどけや。今は嫌でも我慢してその先を見に行け。ええか、サラリーマンにとって酒の席っちゅうのは、腕立てや腹筋とおんなじで日々の積み重ねのビジネストレーニング。そういう神聖な反復トレーニングを青二才がごちゃごちゃ文句言ったところで誰も聞く耳持たんのじゃ。
全国どこへ行っても飲み屋がある。多くのサラリーマンはそこで明日も誰かと酒を酌み交わす。そうやって人との付き合い方や仕事の進め方を学び、仲間や人脈をつくっていけたモンだけが生き残っていくんじゃ。加えて日頃の仕事の結果が伴った時に、初めて世間から必要かどうか判断されるんじゃ。
(原則として氏名等の個人情報は公開しませんので、ご安心ください)
全く連絡が取れなくなった彼女。まるで結婚詐欺。プレゼントを返して欲しい 次号»