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  • 「高収入への転職も年収をあげる秘訣も同じなんです。2」
  • 株式会社グレヒス 代表取締役社長 川井忠史氏
  • 株式会社グレヒス
    代表取締役社長 川井忠史氏

    今回のゲストは、転職支援、人材紹介大手から独立して会社を設立し、様々な手法で事業を伸ばしてきた経営者にインタビューしました。

  • 人材紹介から研修事業にシフトしていったのですか?
  • 元々、最初から研修を行う会社としてスタートした会社でしたので、小さな感じの研修は少しずつやっていたのです。中小企業の社長向けの研修とかですね。僕もコーチングの講師とかしていました。
    そこから手探りで、お客さんのニーズを聞きながら新たな研修などを考えていました。そうしたら時代の流れもあるのでしょうけど、単に売上げを上げるだけでなく、サービスを大事にしようという企業側のニーズが高まってきたので、「サービス向上の研修はできないのか?」といった相談をもらうようになりました。
    そこで、早速この研修をやろうとサービスで有名なリッツカールトンホテルの高野日本支社長に相談に行きました。「リッツの研修を企業向けにやれませんか?」と。
    そこでアメリカ本社を紹介してもらい、日本の企業向けの研修を開始することになったのです。

    いくつかいろいろなところからお問い合わせがあり、お客さんのニーズと予算がなんとなく合ったので、それに対して、一生懸命に行動しました。顧客の要望は明確では無かったのですが提案しながら、形にしていきました。お客さんには聞かれたことは常に『出来ますよ』と言っていました。

  • 良い営業手段ですね
  • 問題は、売った時点では、商品は存在していないって事くらいですかね(笑)
    とりあえず、受注もらってから、大急ぎで研修してくれる先と交渉するわけです。
    「え?売るときですか??」
    「もちろん、研修はできるって前提で売ってます。」そして、なんとか交渉すれば(大体は)できるものです。

  • 企業立ち上げ期の鉄則のやり方ですね(笑)
  • 川井忠史氏
  • そうなんです。まず売る。そして納品を大急ぎで考える(笑)
    実際、そういうギリギリのことをやってる時って運も良いもので、先方にもそんなニーズがあったりするんです。リッツカールトンも企業向けに研修をやりたいというニーズを持っていた時期だったので、ちょうどタイミングが良かったですし。
    さらにリッツをやり始めると、大体次は「ディズニーはできないのか?」とお客さんには言われます(笑)なので次は、「できますよ。」とお客さんに言ってからディズニーと交渉です。
    これもまたもや、タイミングが良くてこちらからアポとったら、研修部門の担当者がちょうど来日するということでした。
    こちらはお客さんがすでにいる状況だったので、いきなり先方にお客さんを会わせました。
    事前に打合せはしていましたが、物理的にはじめて会ったのですが、最初会って15分後にはお客さんを紹介して、そのまま話を進めました。

  • いきなりうまくいっちゃった感じに見えますね
  • そうですね。タイミングが良かったのはありますね。
    ただ、最初は日本の会社に掛け合ったんですが、これは軽くあしらわれてしまって失敗しました。そこで「日本がダメなら本国だ!」って勢いで本社にかけあったら、先方は売ってくれるのなら大歓迎という感じになったんです。
    一度チャレンジして、ダメならどんどんその上に交渉していくのも僕の鉄則ですね。
    他のことでもそうなんですが、話に行って断られると、そこより上に、そしてシェアを持ってる大きなところに話に行くようにしてます。やはりナンバー1企業は懐が深いですね。

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